【各社トップが語る2021】新生電機「地域・顧客密着の強み発揮」瓦谷祐司 常務取締役

新生電機 瓦谷祐司 常務取締役

 

2020年12月期の売り上げは、前期比約9%減の80億円であった。コロナ禍の緊急事態宣言が出され、案件の先送りなどが発生する中にあって、1桁台の減少で抑えられたので健闘したと思う。新型コロナ発生に伴い、工場や事務所用の光触媒除菌・脱臭機の需要が拡大したことで、関連部材の販売が伸長し、現在も需要が継続している。また、申請済みのメガソーラー発電の着工が進み、パワーコンディショナーや配電盤関係の販売も貢献した。

21年12月期は、過去最高の売り上げだった19年度実績を目標にし、最低でも20年度実績は上回りたい。今年は、昨年からのメガソーラー案件が残っていることに加え、各種大型案件計画が進行していることから、確実に受注につなげていく。さらにウイズコロナの中で、お客様の満足度を上げていくために、お客様の状況をよく見ながら提案していきたい。

当社は従来から地域・顧客密着の姿勢で取り組み、営業社員は注文だけでなく配達を担当することも多いことから、コロナ禍でも顧客とのコミュニケーションを取りやすい体制にある。昨年のようなコロナ禍にあっても、お客様からのご紹介などによって新規の顧客開拓ができており、しかも未回収の件数もゼロであった。

今年は、従来から代理店をやっているヤマハのロボットやリニア搬送システムの拡販に注力する。昨年リニア搬送は販売実績を残せたが、ロボットも社員に実機による研修を行いながら、社内でロボットコンテストなども開催し育成を図っていく。

今年は新入社員を4人採用予定であるが、採用環境が良くなってきており、今後20人ぐらい採用したい。

今年3月1日から瓦谷社長が会長になり、私が社長に就任する予定である。当社も22年には創業60周年を迎えるが、経営の若返りで新たな飛躍に向けてがんばりたい。

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