サンナイオートメーション 内藤孝輔 代表取締役社長
2021年1月期の売り上げは、昨年春からのコロナ禍の影響で厳しい状況で終りそうだ。2度に渡る緊急事態宣言が出される中で、社員の安全を優先して時差出勤や時短、在宅勤務などの対策を取りながら対応している。営業もお客様との対面営業がしづらいで中で、地域に密着した商社の特色を活かしながら展開している。
コロナ対策用商材として、仕切り用のパーティションやマスクの販売をはじめ、CO2測定器なども扱って、コロナの影響が少しでも和らぎ、コロナの心配をしなくてもいいような状況が早くできることを待ち望んでいる。
産業界もコロナ禍の影響を大なり小なり受けているが、工場設備の更新は計画通り進めているところが多く、設備投資案件は大きな減少にはなっていない。また、コロナ禍での感染リスクを避けるためにも、省人化や自動化への関心は高まっている。とくに、IoTを活用した予兆保全で設備の効率的な稼働を目指す取り組みは進みつつある。ただ、競争がますます激しくなって工数がかかる一方で、利益幅は抑えられる傾向が続いているのが、頭の痛いところだ。
新しいお客様開拓に繋がる展示会も昨年は3月以降、コロナ禍でリアル展示会が軒並み中止になっているが、2月のテクニカルショウ ヨコハマがリモートで開催されるので出展する。リモート展示は出展費用が抑えられ、出展小間の大小に左右されないメリットがあることから、少しでも売り上げに貢献することを期待している。
防災用品としてPRを続けている長期滞在用防災マット「クイックナップ」が、「かながわ産業NAVI大賞」の奨励賞を受賞し、川崎市のふるさと納税返礼対象品としても好評を得ている。
今後も地場に密着したパイプを活かしながら、お役立ちしていきたい。