NEC通信システムは、3Dセンサを活用してトラックなどの荷物の積載容積率を可視化する技術を開発した。2021年度中の製品化を目指すとしている。
現在、物流業界は他の業界に比べて人手不足が深刻化しており、さらにEC市場の拡大により輸送量が急増している。
そこで同社は、3Dセンサを活用した空間認識技術により、積載容積率を可視化する技術を開発。コンテナ内の積載容積率を可視化することで、1台ごとの積載率を高め輸送効率の改善に貢献するという。
同技術は、1台の3Dセンサで対象物の3D深度(距離)情報を取得でき、低コストで積載容積率の可視化が可能。バースなどに固定して設置する他、倉庫内やトラック、航空機、船舶などのコンテナ内部に設置も可能。3Dセンサのため、暗部でも高精度な可視化を実現する。