ワークや治具へ干渉低減
ダイヘンは、ケーブルをロボットアームの内部に収納し、ワークや治具への干渉を低減した100kg可搬中空構造のハンドリングロボット「FD-B100」を、1月14日に販売開始した。
新製品は、ショルダ部分と手首軸にツール用ケーブルを収納できるφ63ミリメートルの大口径の中空構造を採用。ツール付属のケーブルをロボット上腕部に収納でき、ワークや治具へのケーブルの干渉を低減する。ツールの通信線や配管に使用可能なアプリケーションケーブル28本、エア配管2本、デバイスネットケーブルを標準装備し、すべてのツール用ケーブルをロボットに内蔵することができる。
また、業界最小クラスという旋回半径485ミリメートルにより、省スペース設置が可能。
手首軸はIP65、基本軸はIP54に対応し、防塵・防水性能で過酷な環境でも使用できる。
主な用途は、マテリアルハンドリング、切削、研磨、シーリングおよび工程間搬送など。
販売予定は年間200台。価格はオープン。