オムロンは、簡単に高速高精度な組み立てや搬送を自動化するスカラロボット「i4シリーズ」を1月22日から発売した。
新シリーズは、最大可搬重量15キログラムに対応するハイパフォーマンスモデルの「i4H」と、コンパクトで軽量用途に適応する「i4L」モデルで構成され、リーチ長など豊富なラインアップを用意。ロボット統合コントローラー1つでエンドエフェクタ-や周辺機器とまとめて統合制御でき、各機器を連動させて、従来のスカラロボットでは難しかった複雑な作業の自動化を実現する。
i4Hはロボットアームの内部にEtherCAT通信を内蔵し、多様なハンドリングやロボット統合コントローラーとの連携で、高速高精度な動作が可能。最大可搬重量15キログラムのため、高度がゆえに機構が複雑で重いエンドエフェクターも装着でき、これまでは難しかった組み立てや搬送作業の自動化も可能となる。
i4シリーズ本体のディスプレイ表示やLEDライトにより、離れた場所からトラブルの有無や内容が判別でき、トラブルシューティング機能によって適切な操作を作業者に促し、常に最適な設備状態を維持することが可能。
また、コンパクトな筐体にロボット制御ボックスやケーブルを内蔵し、設置面積を最小化。配線も容易でさまざまな設備へ導入でき、ロボット統合コントローラーのプログラミングソフトで、簡単にプログラムを組むことができる。