オムロンは、2020年度第3四半期の決算を発表し、20年10ー12月はグローバルで事業環境が改善したことと制御機器事業(IAB)とヘルスケア事業が好調で、売上高は前年同期比0.1%増の1683億円、営業利益は5.8%増の424億円、純利益は4.1%像の339億円の増収増益。
3Q累計でも増益となり、過去最高の売上総利益率を更新した。通期見通しは、減益から増益へと上方修正し、売上高は6450億円、営業利益は560億円、純利益は400億円を見込む。
制御機器事業は、2Qまでの減収から増収に転じ、3Qは0.5%増の880億円となった。
中国を中心とする製造業全体の投資再開と自動車業界の回復の兆しが見え、特に中国の売り上げは37%増と大きく成長。半導体関連や2次電池、太陽光発電等で売り上げを拡大した。
通期では、回復基調を受けて見通しを上方修正し、売上高3400億円、営業利益550億円としている。