OKIは、EMS(電子機器・電子部品の設計・製造受託)事業の顧客向けに、インターネット会議システムと高解像度カメラを活用した「オンライン工場立会」サービスを開始する。製造現場の様子をオンラインで見せながら、設計・製造の匠たちが直接その内容を説明し、質疑・相談や個別の要求に対応する。従来立会のもと行っていた試験・検査や工程監査、視察、技術検討会などがオンラインで可能となるほか、同社に設計・製造委託を検討している新規客の工場見学にも提供する。
「オンライン工場立会」では、可動台車にカメラを設置し、お客様のニーズにあわせて個別に見学ルートを設定。HD相当のビデオカメラによる高画質配信により、現場の設備や機器などの様子を、細かい箇所まで鮮明に確認できる。
また技術者によるリアルタイムでの説明や質疑応答に加え、初めての顧客にもわかりやすいよう、各ラインや機器の特長を詳細に紹介するVTRや説明資料も用意。顧客はオフィスやテレワーク先に居ながらにして同社のモノづくりを実感することができ、工場まで移動する費用・時間や新型コロナウイルス感染症への感染リスク、感染予防策の負担を低減できる。
同サービスは、EMS事業の全国11拠点のうち、EMS本庄工場、OKIサーキットテクノロジー、OKIエンジニアリングの3拠点で開始し、順次、全プロセスに展開していく。