NTTデータグローバルソリューションズは、AIを活用した在庫管理ソリューションを提供する米・Verusen社(ベルーセン)と業務提携を行い、SAPソリューションの在庫管理とサプライチェーン管理を強化した。
同社はNTTデータグループのSAP事業の中核会社であり、日系企業のグローバル展開を支援するシステムインテグレータとしてSAPの各ソリューションを提供している。ベルーセンは、在庫情報を可視化し、AIを通じてサプライチェーン上での在庫管理を最適化するクラウドプラットフォームを提供している。精度の高い在庫情報に基づいた需要予測を行い、最適なタイミングで調達を行うなど、サプライチェーンの最適化を実現できる。
今回の業務提携により、同社が提供するSAPソリューションの在庫管理機能やサプライチェーン管理機能をさらに強化し、SAP社のS/4HANAを利用する顧客に対し、ベルーセンのクラウドプラットフォームを提供することで、顧客のビジネスの生産性向上を支援する。
現在トレンドとなっているDXがツール先行、システム導入が目的になっている風潮が出てきており、同社はそれに対してビジネスとデジタルを融合させなければいけないと考え、IT系の基幹システムと在庫管理、OT系の工場や生産情報をつなげて本来のDXの目的に立ち戻ることを目指している。
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