THKは、製造業向けIoTサービス「OMNIedge(オムニエッジ)」の機能を強化・拡大し、ファナックが提供する製造業向けオープンプラットフォーム「FIELD system」との連携を、2021年4月から開始する。
同サービスは、LMガイドやボールねじなど機械要素部品の状態を通信網を使って数値化し、予兆検知を実現するIoTシステム。LMガイドやボールねじは高精度位置決めが求められる工作機械や産業用ロボットのキーパーツとなっており、精度の要として直動部品の状態の見える化や予兆検知へのニーズが高い。
今回、FIELD systemと連携し、第一弾としてOMNIedge搭載部品のモニタリング機能を提供する。FIELD systemの専用ハードウェア FIELD BASE Proには同サービスのアンプ30台が接続可能で、最大90個(30アンプ×3センサ)の機械要素部品と装置を同時にモニタリングが可能。また、FIELD BASE Proには、500社以上のパートナーが開発したアプリケーションが搭載されるため、装置同士がつながり、複数の機器が共同して製造現場の最適化が可能になる。
今後は、次の段階としてFIELD systemの独自アプリケーション開発を行っていくほか、別の産業プラットフォームとの連携も進めていく。