三菱電機は、高機能熱交換型換気設備の新製品として、CO2センサを搭載した「学校用ロスナイ天吊露出形」2機種を4月20日に発売する。
同製品は、教室内のCO2濃度に応じて換気風量を自動で調整し、CO2濃度が上昇した場合は換気風量を自動で増加し、CO2濃度が低い状態では換気風量を抑えて外気負荷を抑制する。CO2濃度に応じて3色のLEDランプの表示が切り替わり、教室内のCO2濃度の状態を見える化。LEDランプの表示が切り替わるCO2濃度は、建築物環境衛生管理基準の1000ppmを下限に、2000ppmまでの間で設定変更できる。
エアコンなどで空調した空気が必要以上に換気されないため、空調機の負荷も低減可能。従来品と比べ、空調機と合わせた電気代が約23%削減できる。
また別売りの「アレル除菌フィルター」で、菌、ウイルスおよびアレル物質を抑制。シロッコファンにはナノサイズとミクロンサイズの二重凸凹構造を持つ特殊コーティング膜を施し、空気層を形成して、湿度を含んだほこりや砂塵などの付着を抑えることができる。
施工についても、ヒンジによるスライド・開閉構造により、工具無しでフロントパネルの取り外しができ、フィルターやエレメントの清掃時の作業性を改善している。
価格は、SCH-40EXCが31万4000円。SCH-50EXCが37万2000円。それぞれ年間で1400台、2000台の販売を目標とする。