ターク・ジャパン(東京都千代田区)は、炭素繊維(カーボンファイバー)が検出できる電磁誘導型近接センサ3機種(円柱型BI7C/フラット型BI20C/角型NI40C)の販売を開始した。
新製品は、検出方式に同社が開発した「Factor‐1技術」を応用。炭素繊維を素材に使用した検出対象物を、一般的な電磁誘導型近接センサに比べ、長距離で高い検出特性を発揮できる。しかも、光学式センサに比べ外乱光や塵、水、油などに優れた耐環境性を発揮し、静電容量センサや超音波センサに対しても高いコストパフォーマンスを有する。
検出距離は、円柱型(M18)が7㎜、フラット型20㎜、角型40㎜。電源電圧はDC10〜30V、温度範囲は0〜+100℃、保護構造はIP68。制御出力はPNP×2(NO/NC)。
炭素繊維複合材料が自動車産業を中心に使用が進み用途が拡大しているが、従来の誘導センサは炭素繊維を確実に検出できないという課題があった。同社は独自の特許技術でこの課題をクリアした電磁誘導型近接センサを開発したもので、今後採用が増えるとして拡販に注力していく。