OnRobotは、重量のあるワークにも使える20kg可搬の電動真空グリッパー「「VGP20」を発表した。
同製品は、これまで重量物のパレタイジングなど大きなパワーを必要とする作業には空圧グリッパーが使われてきたが、それに代わるものとして開発。電動なのでロボットに取り付けるだけで使え、別置きのコンプレッサや配管等は不要。従来の空圧グリッパと比べて運用とメンテナンスコストを90%削減できる。
用途やワークに合わせてエアフローをカスタムでき、サクションカップもあらゆるワーク形状にフィットするため、形や大きさが異なるワークに対応。食品素材や肥料、ペット食品などの袋や、医療品や消費財を包む非機密性のパッケージ、分厚くて多孔質素材の段ボールなど、パッケージングやパレタイジングの難易度の高い梱包も強力に吸着できる。特にネット通販の隆盛によって安価な梱包材や形状素材さまざまな梱包が出てきており、それらにも幅広く対応が可能となっている。