Opensignal(本社:ロンドン)は、「グローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2021」を発表した。分析レポートでは、グローバルな視点から見た、モバイル・ネットワークのユーザー・エクスペリエンスについて、ビデオ・エクスペリエンス、ゲーム・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンス、ダウンロード・スピード・エクスペリエンス、アップロード・スピード・エクスペリエンス、4G利用率、の6つの評価軸で、包括的に比較している。
今年度の主な分析結果は、下記のとおり。
- SoftBank(日本)およびT-Mobile(オランダ)がビデオ・エクスペリエンスの世界的勝者に
- LG U+(韓国)が音声アプリ・エクスペリエンスで世界第1位を獲得
- SKテレコム(韓国)が世界のオペレーターの中で最速の平均ダウンロード・スピード・エクスペリエンス
- Swisscom(スイス)が再びアップロード・スピード・エクスペリエンスの世界的勝者に
- LG U+(韓国)が4G 利用率で圧倒的な世界的勝者に
- WE(エジプト)とBanglalink(バングラデシュ)が全カテゴリーで頭角を現す最優秀オペレーターに
日本のオペレーターの特徴
- 世界中のオペレーター(179社)を比較した結果、日本の4オペレーターは、Opensignalユーザーが測定したモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスにおいて、すべて優れたパフォーマンスが認められた。
- ソフトバンクは、2つのカテゴリー (ビデオ・エクスペリエンスとモバイル・ゲーム・エクスペリエンス) において、世界的勝者となったが、どちらの場合も、オランダのオペレーターであるT-Mobile (ビデオ・エクスペリエンス) と Vodafone (モバイル・ゲーム・エクスペリエンス) が首位に入っている。
さらにソフトバンクは、音声アプリ・エクスペリエンスと4G 利用率の世界的リーダーであるとともに、ダウンロード・スピード・エクスペリエンスの世界的ハイパフォーマンス・オペレーターでもある。 - NTT ドコモは、4カテゴリーの世界的リーダーであり、ダウンロード・スピード・エクスペリエンスの世界的ハイパフォーマンス・オペレーターである。
- auおよびRakutenは、双方とも音声アプリ・エクスペリエンスと4G 利用率の世界的リーダーである。
また両者とも3カテゴリーおよびその他2カテゴリーで世界的ハイパフォーマンス・オペレーターとなっている。
レポート全文は下記URLよりダウンロードが可能となっている
Opensignalについて
Opensignalは、独立系モバイル分析会社であり、実際のユーザー・エクスペリエンスの測定に基づいて世界のモバイル・ネットワークの実情について理解する為のグローバル・スタンダード。世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析している。Opensignalは、ネットワークのパフォーマンスをユーザーの視点から直接測定することが、より良いワイヤレス・ネットワークを構築するための鍵としている。 Opensignalのモバイル分析ソリューションは、携帯電話会社、通信規制当局、機器メーカー、アナリストによって業界全体で使われている。