アズビルは、コントロールバルブの解析診断結 果をWEBコンテンツで提供するクラウドサービス「Dx Valve Cloud Service」の本格運用を三菱ケミカル茨城事業所(神栖市)のエチレンプラントで3月1日から開始した。
プラント設備の稼働に欠かせない制御機器であるコントロールバルブの稼働状態を監視することで、プラントの安全・安定運転で重要な診断情報の伝達をタイムリーに情報を技術者に伝達することにつながっている。
診断結果がクラウド上にあるため利用しやすく、特にメンテナンスを担うエンジニアがこのような診断情報を積極的に自分の業務の中に組み込んで活用するようになっている。今年4月から同事業所の他の全14プラントにも導入する。
三菱ケミカル茨城事業所は「KAITEKI 事業所」の実現に向けた経営基本方針のもと、DX(デジタルトランスフォーメーション)技術を使った安全・安定操業、業務効率化、生産性向上、高品質化に取り組んでおり、20年6月から同サービスの導入に向けた運用実証を行っていた。