不二越は、産業用小型ロボットのラインナップを拡充し、スカラロボット「EC06」とコンパクトな6軸ロボット「MZ12H」を発売する。両製品は共通シリーズの制御装置を採用し、ロボットの組み合わせを容易にする。
スカラロボットEC06は、最大可搬6kgで、最大リーチ500mm、600mm、700mmの3機種をラインナップ。軽量、高剛性を両立し、クラストップレベルの高速・高精度動作を実現している。先端軸は中空構造になっており、ロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化し、周辺装置との干渉リスクを低減している。ティーチングは、ティーチングペンダントに変わってパソコンを制御装置に接続して操作が可能。シミュレーションソフトを使っての動作設定も可能になっている。販売目標は2021年度で2000台。
小型6軸ロボットMZ12Hは、従来製品のMZ12の特長はそのままに、中空手首構造を採用してロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化した。同一クラスではトップレベルの作業領域とパワフルな手首トルクで大型ワーク・ハンドに対応。バリ取りやピッキング、部品の組立・搬送など幅広い用途で使用できる。IP67相当の防塵防滴、防錆機能を標準装備し、粉塵、水滴が飛散する環境にも対応している。販売目標は21年度で3000台。