ウシオライティングは、射出成形された樹脂製品の検査装置「Vision Maker(ビジョンメーカー)」を4月下旬から販売する。
樹脂成形品はいまも人の目による目視検査が多く行われ、作業者の熟練度合いや体調などによってばらつきが発生したり、手間やコストがかかっている。それに対し同製品は、樹脂成形品の外観検査に特化し、必要なハードウェアと機能、性能をパッケージ化して提供。従来の外観検査装置の導入に際し課題となっていた「機能が多すぎて使うのが難しい」「導入コストが高い」を解消している。
タブレットPCの画面表示に従って設定するだけで外観検査が可能。検査箇所も矩形と楕円形を組み合わせて領域設定するだけの簡単さ。検査スタート信号とOK/NG判定信号ケーブルを接続するだけですぐに使うことができ、位置ズレ補正など支援機能も充実し、誰でも簡単に自動外観検査が始められる。最大4カメラ(12エリア)の同時検査に対応。自動車、食品、医療・医薬、電子デバイス、精密部品、日用品などの樹脂成形品の成形後検査に最適。
価格は150万円。2021年度で100台の販売を目指している。