デンソーウェーブは、ロボットをAIでリアルタイムに制御する汎用ソフトウェア「AI模倣学習」を4月1日から出荷開始する。価格はオープン価格。
ロボットの制御や動作プログラミングには専門の知識が必要で、さらにロボットに多様な作業や動作をさせようとすると膨大な量のプログラミングが必要となっていた。それに対し同製品は、ロボットの動きと複数のセンサーの情報をAIが学習して作業を再現。熟練技術者の勘やコツなど経験に頼った作業も再現でき、AIやコンピュータの専門知識がなくても、自動化したい作業内容を理解しているユーザーが簡単に利用できるようになっている。
AIは米のintegral AIが開発。1台の産業用パソコンで周辺機器からのデータの収集・学習・推論のすべてが完結し、導入時の初期費用を低減。またAIに学習させるための都度費用や回数の制限がなく、自由に推論モデルを構築でき、ユーザー自らがPoCを実施してトレーニングやスキルの習得が可能。
毎年のバージョンアップによる最新AI技術の提供に加え、旧バージョンの長期提供やリリース後3年までのバグ対応なども提供する。