北陽電機は、環境認識と障害物検知の両方を備え、AGVや自律移動ロボット(AMR)に最適な測域センサ(LiDAR)の新製品として「UST-30LC」を発売する。
同製品は同社製LiDARの最上位機種「UST-30LX」を進化させ、検出物の位置情報をEthernet インターフェースにより出力する「データ出力タイプ」機能に加え、あらかじめ設定した検出エリアに対象物がある場合に信号を出力する「エリア設定タイプ」の機能を追加。一台で障害物検知と環境認識を備え、自律移動ロボットが周囲の環境を認識しながら地図(マップ)を作成し、同時に自分の位置を認識(SLAM)しながら目的地まで移動し、さらに走行中に周辺の障害物を検出しての回避を実現している。また角度分解能は0.125°に向上し、さらに高精度な検出が可能となっている。
距離30m、270°の範囲を計測でき、小型軽量で屋外での環境認識、障害物検知、居残り、侵入検知など用途は多岐に渡る。