横河電機は、プローブ形レーザガス分析計「TDLS8200」を5月6日に発売する。価格は700万円。販売目標は2021年度150台、26年度までには年間700台計画。
新製品は従来製品(TDLS8100)の機能を強化したもので、設置コストの低さ、測定精度の安定性と高信頼性を継承しつつ、 酸素と一酸化炭素やメタンの濃度を 1台で直接かつ高速に同時測定することが可能 になっている。測定方式は、一般的なサンプリング方式よりメンテナンス効率が良く、触媒を用いたセンサに比べて堅牢なレーザによる直接測定で、欠損のない安定した酸 素・一酸化炭素濃度同時測定を実現。
また、設置が容易なプローブ形のため、サンプリング方式の測定で開けた穴をそのまま流用でき、大規模な工事をせずに置き換えが可能。 サンプリング装置を使用しないため、スペース面でも置き換えが簡単。
今回の発売製品は600℃までの高温に耐えられる仕様になっており、ボイ ラー、排気筒などのアプリケーションでの使用でき、今年中は850℃まで測定できるタイプの発売を予定している。