明治電機工業はこのほど、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する「水素バリューチェーン推進協議会」に参画した。
同協議会は、水素サプライチェーン全体を視野に入れる業界の横断的な組織として、2020年12月に設立された。
社会実装プロジェクトの実現を通じて、早期に水素社会を構築することを目的にしている。現在、水素の需要創出や技術革新によるコスト低減、事業者に対する資金供給などの課題があるため、
①社会実装プロジェクトの提案・調整
②ファンドの創設、基本的な管理・運営の検討③需要創出、規制緩和等の政策提言―などに取り組んでいる。
現在の会員数は195社。
明治電機工業は水素社会実装に向けて、さまざまな取り組みを行っているため、同協議会に参画することにした。
同社の取り組みとしては、2015年から、燃料電池自動車などに水素ガスを供給する水素ステーションの建設に関わる機器・設備の納入、施工を行っている。
また、2016年度から、愛知県での産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」にて、燃料電池フォークリフト用充填装置の開発に参画している。
今後も、同協議会の活動を通じて、クリーンな水素社会の実現に向けた課題解決に取り組んでいく予定。