※本記事は、株式会社ジールからの転載です 全文・詳細はこちらから
総合商社の双日株式会社の労働組合は、月2回のペースで組合員向けに各種セミナーやイベントを開催している。
アロマやワイン、フィットネスなどテーマはさまざまで、2020年7月から8月にかけては、Power BIを使ったデータ活用セミナーを企画・立案し、ジールに依頼してトレーニングを実施した。
なぜテーマにデータ活用を選定したのか、そしてどのような効果が生まれたのか。イベントの企画・運営を担当した双日の自動車第一部/第二課 山森 美幸氏と、セミナーに参加したERP刷新推進室/ERP刷新推進課 小池 真央氏、講師を担当したジールの佐野 満当香の3名に話を聞いた。
データ加工やデータ分析へのニーズが
トレーニング実施のきっかけに
ーー労働組合がIT関連のセミナーを開催するというのは珍しいと思うのですが、今回Power BIのトレーニングを実施した背景について教えて下さい。
山森氏 当社の労働組合では組合員のスキルアップや組合費の還元という意味合いから、組合員の役に立ちそうなイベントやセミナーを実施しています。実施後には「次回、どんなテーマで実施してほしいか」というアンケートをとっているのですが、IT系のセミナーの希望が増えてきていました。
具体的にどんなテーマを希望しているのかを個別にヒアリングしたところ、業務でも活用しているデータを対象に、データ加工について学びたいという声がありました。総合商社である当社には多くのデータが蓄積されています。それをより効果的に活用するためにスキルアップしたいと考える人が多くいました。
IT部門にも相談したところ、IT部門としてもデータの分析力を強化したいと考えており、Excelよりも一歩踏み込んだBIツールの活用を検討していたとのことでした。IT部門から、Power BIの研修やトレーニングに豊富な実績を持つジールさんも紹介してもらいました。
ーーどんなメンバーを対象にトレーニングを実施されたのでしょうか。
山森氏 今回は、対象を絞らずに幅広い層に募集をかけました。さまざまな部署でPower BIが使える人が出てくれば全社で活用されるようになるのではと考えたからです。