ファンケルの子会社となるファンケル美健(横浜市栄区、栁澤昭弘代表取締役社長)が静岡県三島市に新設したサプリメント生産工場「ファンケル美健 三島工場」の稼働が開始した。敷地面積は3万4671平方メートル、SRC造地上6階建で延べ床面積は3万715平方メートル。投資規模は約80億円となる。
新工場は、製造エリアに医薬品(固形製剤)レベルの衛生環境を整備し、ハードカプセル充填機も導入し、ハードカプセル製品を初めて自社生産を行う。ま人夜間運転が可能な錠剤製造機や新型の錠剤選別機などを導入し、自動化や省人化を実現している。また、製造に関わる帳票類を電子化し、ペーパーレスに。今後、太陽光発電システムを導入して環境負荷低減の取り組みも行う予定。
これらによって生産能力は従来に比べて錠剤の製造で約1.3倍、アルミ袋製品は約1.4倍に拡大。設備の増強などで最大で3~3.5倍まで拡大可能となっている。