本多通信工業の2021年3月期連結決算は、売上高が149億320万円で対前期比0・1%増、営業利益が7400万円の損失、経常利益が1億4700万円で同6・1%減、当期純利益が7500万円で同74・0%増となった。
分野別売上高は、通信が23億2800万円、FAが32億9400万円、車載が49億3400万円、民生が14億6300万円、情報システムが29億1300万円。
FAは、半導体増産や自動車の生産回復などにより設備投資需要が伸び、前期比15・3%増となった。
22年3月期の業績予想は、売上高が165億円(対前期比10・5%増)、営業利益5億円、経常利益が4億5000万円(同206・1%増)、当期純利益が3億2000万円(同326・7%増)を見込む。
分野別売上高は、通信が26億円、FAが38億円、車載が55億円、民生が15億円、情報システムが31億円を予想している。
尚、経営計画を見直し、創業100周年の32年度に500億円の売り上げを目指す長期ビジョンを新たに策定するとともに、中期目標として3~4年内に売上高200億円、営業利益率16%を達成に向けた活動を強めていく。