日東工業、VR研修ソフトを導入 技能承継やバーチャルショールーム等に活用

日東工業は、大同メタル工業の製造現場向けVR研修ソフト「どこでもかんたんVRクラウドソフト」を導入し、工場の品質管理部門の技能伝承や、営業におけるバーチャルショールームや展示会での活用を進める。

同ソフトは、座学や映像では習得が難しい現場作業に対し、VRを使って擬似体験をともなう形で実施することで作業内容の習熟度を高めていくもの。大同メタル工業とスペースリーの業務提携により2020年から製造業向けに販売されている。

日東工業では1年間、モニターとして現場で使ってみて、操作性や有用性を高く評価して導入を決めた。モニターテストでは、現場での所作や目線の動きなどの文章による説明が困難な手順の研修をVRで実施。VRコンテンツは指導者で作成した。結果として、研修受講者からは紙の資料よりも理解のしやすいとの回答が94%に達し、指導者側も88%から指導しやすいとの回答を得た。1つの動画で教育することで作業の統一化ができ、作業がなくてもOJT教育ができると好評だった。

具体的な導入部署は2部門。同社菊川工場の品質管理室では、製造分野における作業手順、ノウハウ伝承をより分かりやすく伝える手段として主に教育を目的に利用する。もうひとつは営業部門でバーチャルショールーム・展示会に利用する。

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