安川電機は、新型パレタイジング用途ロボット「MOTOMAN-PLシリーズ」の新たなラインアップとして「MOTOMAN-PL80」(可搬質量80㎏最大リーチ2061㎜)を、5月20日から販売開始した。価格はオープン。
新製品は、比較的軽量な製品の積載に最適なロボットとして使い勝手 を追求し、従来の「MOTOMAN-MPL80Ⅱ」に比べて動作速度を5%以上向上させており、作業時間の短縮化が可能。また、手首軸の強化により許容負荷を向上(同機種比4倍)させたことで使用可能なハンド・ワーク形状の範囲が広がり、お客さまの様々なニーズに応えられる。
さらに、中型・大型機種用の汎用ロボットコントローラ「YRC1000」には、モータ減速時に発生するエネルギーを有効活用する電源回生機能を標準搭載しており、ロボット消費電力量の約 20%削減できる。
そのほか、ロボットとコントローラ間の接続をケーブル1本で行えるため省配線で、セットアップ時の配線時間を大幅に短縮し、配線の少ないすっきりとした設備を実現、オプションのパレタイズ専用のアプリケーションソフト「MOTOPALで、製品を運ぶコンベヤやステーションの位置、製品のサイズ、積上げパターン等を設定するだけで、ロボットの動作プログラムを自動生成することができ、お客さま設備の設定・調整時間の短縮に貢献する、などの特徴有する。
用途は、菓子や紙製品などが入った比較的軽量な段ボール、本や結束されたチラシなどの印刷物の積載などに最適。
なお、MOTOMAN-PLシリーズは可搬質量80、190、320、 500、800㎏の5機種がそろった。