東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)は、第72回通常総会を全国家電会館で5月13日開催した。
総会に120社の組合員のうち委任状も含め87社が出席した。総会は藤木理事長を議長に選出して進められ、2020(令和2)年度事業報告、および決算報告、21(令和3)年度事業計画、および収支予算などを審議・承認した。
昨年は、新型コロナ感染症対策から、少人数の理事が出席し、そのほかの会員は書面審議のスタイルで実施したが、今年もコロナの影響が警戒されることから、会場参加人数を制限し、Web参加も併用する形で開いた
総会の冒頭、藤木理事長は「コロナ禍にあって、昨年Web会議システムを構築できたことでこうして総会を開催することができるということがわかった。今年で理事長を退任させていただく。この5年間は、TEP創立70周年、100回野球大会、電子機器トータルソリューション展への協賛などをさせていただいた。若い会員の増えており、これからも会員の力を合わせた活動をお願いしたい」とあいさつした。
総会は藤木理事長を議長に、松本年生常務理事が20年度市況・事業概況、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長、教育情報委員会活動を屋宮芳高委員長、組織委員会活動を花岡克己委員長が、労務委員会活動を中村孝夫委員長が、青年部会活動を市村康徳担当理事がそれぞれ報告した。さらに鳥居和久会計理事が会計報告を、伊佐野勝利監事が監査報告を行った。
続いて、21年度活動計画や、流通近代化、教育、組織、労務、青年の各委員会・部会の活動計画と収支予算が示された。
21年度も新型コロナが終息しないことから活動が制約されおり、5月開催予定であった電子機器トータルソリューション展も9月に延期した。
なお、役員改選では、理事長に屋宮芳高氏、副理事長に小池一義氏と松本年生氏、常務理事に渡辺勤氏、相談役理事に藤木正則氏、監事に坂本明氏がそれぞれ新任で就任した。
新理事長に就任した屋宮氏は「弱っているメイドインジャパンの力を再び取り戻せることを願っている。10年後を見据えた働き方改革とデジタ化、女性活躍社会の実現を目指した活動を若い会員とも力を合わせて取り組みたい。
米・バイデン大統領は『世界は我々を待ってはくれない。何もしない選択肢ない』という演説をおこなっていたが、この言葉のように我々も変わっていくために活動を強化したい」とあいさつした。