内外電機は、ドアの開閉スペースを削減して狭い場所にも設置できるキャビネット「ウイングキャビネット」を発売した。
通常のドア付きキャビネットの場合、ドアの開閉スペースを広く確保する必要があり、壁や障害物があるような狭い場所への設置は難しかった。それでも設置する場合は、盤を分割したり、ドア無しにしたり、さらにドアをねじ止めして着脱式とするなど無理やり感があった。
それに対し同製品は、ドアが折戸式で畳めるようになっており、通常のドアに比べて開閉スペースが33%から66%削減されている。そのため狭い場所でもドア付きキャビネットの設置が可能となっている。
例えば横寸法700mmのキャビネットの場合、片開きの従来ドアが630mm必要だっとところを同製品は390mmで済む。両開きでは350mmが220mmと大きく削減されている。人がひとり立てる空間があればドアの開閉ができ、これまでドア付き盤を断念していた場所にも設置が可能。
改修や増設などで設置スペースが限られている場合などに有効。またドア付き盤にできるため、盤内への粉塵や虫、小動物の侵入を防ぐことができ、安定稼働につなげることができる。
自立タイプと壁掛けタイプをサイズに合わせて用意している。