三菱電機は、2021年度から5年間の中期経営計画を発表した。25年度に売上高5兆円、営業利益率10%、ROE 10%を目指す。
パワーデバイス、FA制御、空調冷熱、ビルシステム、電動化/ADASの5つを重点成長事業と位置づけ、パワー半導体やシーケンサ、サーボ、インバータ、モータ、コンプレッサ等のコアコンポーネンツと、これらの機器とこれまで現場やフィールドに納めて保守運用してきた知見、データやAIといった先進的デジタル技術を掛け合わせた統合ソリューションを成長市場に投入することで成長を目指す。
FA制御システムはシーケンサ・サーボ・数値制御装置(CNC)に経営資源を集中し、グローバル成長戦略を加速。統合ソリューションとしてのe-F@ctoryの進化、クラウドを活用した遠隔監視・保全サービス「iQ Care」の拡充を進める。20年度の売上高2650億円から25年度には3500億円以上を目標とする。