日本自動認識システム協会(JAISA)がまとめた2020年(1月~12月)の自動認識機器の出荷金額は、2310億円で19年比8・5%減となった。
分野別では、バーコードリーダが6・1%減の280億円、バーコードプリンタが7・6%減の423億円、バーコードサプライが8・0%減の1170億円、RFIDが7・8%減の360億円、バイオメトリクスが28・2%減の28億円、ソフトウェアが28・9%減の48億円となり、すべての分野で出荷金額が減少した。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言によりこれまで堅調に推移して いた自動認識市場も大きな影響を受けた。
21年の出荷金額は、新型コロナウイルスの影響で先行き不透明であるが、多くの業種で自動認識システムの導入が検討され、またリプレイス需要にも期待感があり、20年比4・9%増の2423億円を予測している。