OKIは、熟練者の技術・経験を必要とする検査工程にAIを取り入れて省力化・自動化を実現する映像AIソリューション「外観異常判定システム」を発売した。
同システムは、カメラで撮影した検査対象の部品・製品の高精細映像をOKIのAIエッジコンピューター「AE2100」で解析し、リアルタイムで製品の外観異常を判定し、即座に作業者に結果を通知。判定結果を含む検査画像、製品情報などの証跡データは上位に位置する管理サーバーに蓄積し、品質管理や分析に活用することができる。
ローカル5G実験試験局を備えるOKI本庄工場の通信機器製造ラインで実証実験を行ったところ、高精細映像をローカル5Gネットワークで伝送しAE2100で映像解析した結果、作業ミスの見逃しゼロを実現。製造工程全体の作業時間を15%削減する効果も実証できた。
スマート工場を実現する製造業向けソリューション「Manufacturing DX」一つとして販売し、今後3年間で10億円の売り上げを目指す。