横河電機の安全計装システム「ProSafe-RS(プロセーフアールエス)」が、セキュリティに関する国際認証推進組織(ISCI)のISASecure CSA Level 1の認証を取得した。
同社によると、同認証を安全計装システムで取得するのは世界初。これによりサイバーセキュリティ対策を講じてきた同社の安全計装システム がより安心して使える。
ProSafe-RSは、安全度水準SIL3を満たした安全計装システムで、サイバーセキュリティの面でも2013 年にISASecure EDSA認証を取得している。
今回取得した ISASecure CSA認証はその後継認証。また ISASecure CSAは制御機器のセキュリティに関する国際標準規格IEC62443-4-2、およびIEC62443-4-1に準拠している。同認証を取得することは、製品が国際標準規格にのっとったセキュリティ対策になっていることが第三者機関から認められたことを意味する。
なお、2021年1月に発売したSIL2の安全計装システム「ProSafe-RS Lite」についても、ISASecure CSA認証の取得に向け準備を進めている。
安全計装システムにおいては、17年8月にマルウエアによるセキュリティ事故が報じられており、 プラントの安全担保の要である安全計装システムにもサイバーセキュリティの脅威に対する対策の強化が求められている。