富士電機は、IoT を活用したシステムソリ ューション「Promizer(プロマイザー)」の新たなラインアップとして、ライフサイクルで設備運用を支援する受配電設備向けの「まるごとスマート保安サービス」を5月26日から発売した。
新サービスは、製造業、とりわけ石油・化学や電力・ガス等の産業・エネルギー関連インフラでは、設備の高経年化、保守・保全管理者の高齢化とその長期的な不足などにより、設備の安定稼働や保全業務の負荷低減が課題となっていることに対応。受配電設備を対象にIoTやAIなどの最新技術による保全計画立案から設備の監視、保全管理策の提案まで、設備保全の最適化を実現する「まるごとスマート保安サービス」を提供するもの。
特徴として、エッジコントローラで収集したデータをクラウドのサーバ システムに蓄積し、IoT・AI技術を使い、設備の安定稼働に向けた設備の稼働監視と劣化診断で、予防保全を実現。劣化診断は、過去の保全実績、設備の使用環境なども加味し、設備の健全性を分析・評価し、 これらにより設備の最適運用・管理・保全計画を立案するとともに、ライフサイクル全体でお客様の設備運用を支援する。
また、保全計画や設備点検結果の共有、各種技術文書のデータ蓄積・検索、メンバー間でのスケジュール管理や業務ノウハウの蓄積に至るまで、設備管理に関わるさまざまな情報を一元管理し、設備保全業務の効率化を図る。
対象設備は、配電盤、変圧器、遮断器、ガス絶縁開閉装置(GIS)、特高開閉機器などの受配電設備。