富士電機は、大容量無停電電源装置(UPS)「7500WXシリーズ」を6月4日から販売を開始した。
新製品は、業界最小クラスの設置面積と業界最高クラスの電力変換効率を実現しているのが大きな特徴。
1台600kVA のUPSユニットを2台組み合わせることで、単機容量で1200kVAの出力を達成。UPSユニットの負荷容量を高めることで、業界最小クラスの設置面積 (幅3500㎜×奥行900㎜)を実現した。UPSのスペー スを削減することで、より多くのサーバーの設置が可能となる。
また、独自開発した逆阻止IGBT(RB-IGBT)を用いた「3レベル電力変換回路」を適用したことで、業界最高クラスの96・6%の電力変換効率を実現。しかも、低負荷運転時(負荷率25%)でも95%以上の電力変換効率を実現している。
さらに、商用電源安定時には商用電源からの給電で運転する「HEモード」を搭載した機種をラインアップ。バッテリーを使用せず電力変換が不要なため、UPSの省エネ化が可能。
そのほか、グローバル標準の電源仕様に対応 グローバルで標準採用される三相4線方式配線、国内標準の三相3線方式配線のどちらにも対応し ている。
データセンターの世界市場規模は 2022 年までに平均約6%で伸張し、342億㌦まで拡大するとされている。