コガネイは、 圧縮空気の力で駆動するソフトアクチュエータ、空気圧人工筋肉「Pneumuscle(ニューマッスル)」の制御を手軽に実現できるコントローラ「PMCシリーズ」を発売開始した。価格は6万4900円。
空気圧人工筋肉は、軽く、細く、しなやかなで、ロボットハンドや生物模倣ロボットなどへの応用が研究されている。例えば、人間の手を模倣した五指のロボットハンドは、それぞれの指に対応させた空気圧人工筋肉を連動させて制御しているが、制御には圧縮空気の供給・排気を切り替える空気圧バルブなどの様々な空気圧機器を組み合わせて、それらを動かすための電気回路、プログラミングを構成する必要がある。それには様々な分野の専門知識が求められる。
それに対し同製品は、Arduino uno R3に対応したシールド基板で、基板に小形の空気圧バルブを5台搭載。電源は家庭用コンセントから供給でき、空気圧の配管は搭載するバルブに空気圧源と動作させたいロボットを接続するだけ。特設ホームページからダウンロードしたソースコードをArduino uno R3に書き込み、パラメータを設定するだけでロボットを制御することができる。自身で作成したソースコードも使用可能となっている。