MECHATROLINK協会は「2021年度の総会/講演会を、オンラインで6月4日開催した。
総会では、MECHATROLINK協会幹事長の安川電機上山顕治上席執行役員・モーションコントロール事業部長が「コロナ禍で昨年は総会を開催できなかったが、今年はオンラインで開くことができた。コロナの終息がなかなか見えず苦労している業界も多い。その中で中国はいち早く立ち上がりを見せている。コロナ感染で工場を止めてしまうリスクを避けるためのスマート工場への関心が高まっており、当協会としてもスマート工場実現への取り組みを強化していきたい」とあいさつした。
MECHATROLINK協会の会員数は世界で3163社と前年比87社増え、出荷ノード数も947万ノードに達している。また、対応製品は547点となっている。
今年は22年1月に開催予定のIIFESへの出展準備を進めるほか、MECHATROLINK Ⅳ開発者セミナーも開催する。また、IEC規格、TSN、ギガ通信などへの対応も取り組む。
総会後の製品紹介では、安川電機、神港テクノス、三明電子産業、マイクロ・テクニカから発表があり、基調講演はチームクロスFAの天野眞也氏が行った。