SICK(ジック)の「PLOC2D」は、2次元のロボット搭載用ハンドカメラのアプリケーションに特化したビジョンセンサ。ワークの2次元形状計測を行い、予め指定したワークの特異点にロボットのTCPを誘導する。取り付けはロボットやワークに干渉しない場所であれば、専用アライメントシートを用いてどこでも簡単にできる。
また、撮影はワーク平面と平行を担保する必要がなく、カメラを傾けて自由な位置で撮影が可能。しかも、ハンドカメラの特徴である色々な位置での撮影を想定して、複数の作業平面を登録し、切り替えて使えるようになっている。このため、ロボットを動かす、テーブルを動かすなど、ロボットピッキングの可能性を広げる。
さらに、独自開発したC-MOSイメージングセンサーと画像解析アルゴリズムで高い位置精度を担保し、プラスマイナス0・3㎜以下高い認識繰り返し精度を実現しており、他社のカメラでは認識が難しい小さいパーツや電子部品の認識も容易に行うことが可能。
そのほか、複数のワークを方向付け、順番付けをしてピッキング指示を行うソート機能も搭載している。