ジェイテクトは、PLC(プログラマブルコントローラ)「TOYOPUC-Nanoシリーズ」に、設備トラブルの事象解析や設備復帰時間の短縮に貢献するサイクルレコーダ機能を開発した。年間400台の販売を見込んでいる。
設備などのトラブル対応においては、設備内や操作盤などの装置・機器を確認するために、設備周辺を移動しながら情報を得て、総合的に判断する。しかしながら、設備トラブル発生時に関する情報が残っていることは稀で、対策に必要な情報が集まらず、トラブルの本質対策をすぐに実施することができないという課題がある。
サイクルレコーダ機能は、異常処置に必要なカメラ映像、人が操作したログ、動作遷移(信号状態)、動作条件(ラダー回路))を記録し、異常処置後に解析できる。
1画面構成により一目確認でき、回路の追いかけ機能対応しており、設備を止めずに設定が可能になっている。
また、ブラウザ表示により専用ソフトなども不要。