リコーは、高速生産ラインの速度に追従しながら可変情報印字を可能とするインライン(生産工程)プリンティングソリューション「RICOH FC-LDA Printer 500」を発売した。
同ソリューションは、リコー製高速レーザーマーカーとほぼ無色透明なサーマルメディアを組み合わせ、大量生産ラインで高速搬送されているフィルムやラベル等の包装材に対して、最大毎分300mの速度で個別に異なる情報の印字が可能。必要な情報を必要な時に必要なだけ印刷するオンデマンドプリンティングで業務効率の向上が可能。
実用化第一弾として、フジシールが提供するペットボトル飲料用シュリンクラベルの裏側に、キャンペーン応募用の個別シリアルコードやQRコードを印字するソリューションに採用。
タックシールを用いた従来の方法と比較し、プラスチック使用量を削減することやシュリンクラベルとペットボトルの分別、リサイクルを促進し、環境負荷の低減も可能となる。
今後は、箱や袋などのさまざまな包装材料に対しても用途に応じた可変情報印字を実現し、大量生産ライン内での印刷業務効率向上や省資源化による環境負荷を低減していく。