ジェイテクトは、鉄鋼圧延設備用の軸受荷重センシング技術を開発した。
同技術は、鉄鋼圧延設備の主要部品である軸受にかかる荷重を直接測定することで設備の状態をより早く正確に把握し、軸受を通じた設備健全性の見える化と過酷な負荷条件における信頼性の高い設備改修(高速化・高張力鋼などの難圧延材対応)、軸受破損原因の推定と,最適設計により壊れない軸受提案を可能とした。
鉄鋼圧延設備は、高温・重荷重・高速回転などの過酷な環境でも安定した稼働と整備コストの低減が求められ、安定稼働には軸受の突発損傷やそれに起因する2次被害を防止することが重要とされる。従来の設備管理は、温度や振動変化の傾向を一定期間管理し、過去の経験に基づく健全化対応が主流となっていた。
国内鉄鋼メーカーに対して提案を進め。年間5億円の販売を目標とする。