富士電機機器制御は、配線用遮断器と漏電遮断器の「母線(ブスバー)プラグイン式」として、「G-TWIN UL登録」(グローバル)品、および30㎜ピッチの省スペース対応品「G-TWIN Λ(ラムダ)シリーズ」の受注を6月30日から開始した。
いずれも、母線プラグイン式のため省スペースで、中継端子台や中継ブレーカ、電源(1次)側の配線スペースを20%削減できる。しかも、配線作業はブスバー(銅バー)にブレーカを挿し込むだけで電源(1次側)の配線作業が完了する。
さらに、電源(1次側)の定期的な増し締めが不要なため、設置や定期点検時などのメンテナンス作業が軽減でき、 ブレーカ交換などでも電線変更や取り回しが不要のため、現場交換時間、停電時間を大幅に短縮可能になる。
G-TWIN Λシリーズは、30㎜ピッチで、標準品とグローバル品がそろっている。また、G-TWINはグローバル市場に対応して海外輸出に必要なUL、KC、CCCなど主要国の規格を取得している。
半導体工場(クリーンルーム)やデータセンターなどの多額の設備投資を要する建物では省フットプリント化 (フロアのスペース効率)が求められており、配電盤(パワーボックス)や制御盤の小型化ニーズが強まっている。母線プラグイン式」はこうしたニーズに対応しており、市場伸長が著しい半導体製造装置向けを中心に、盤内に分岐ブレーカが多い用途での採用を見込んでいる。