「為せばなる 為さねばならぬ 何事も」これを発したのは江戸時代の米沢藩主だった上杉鷹山と言われる。
何事も一心に身を入れてやれば成し遂げられるという意味だが、迷った時や悩んだ時に口に出して反芻していると、なぜかやる気が出てくる言葉だ
DXやIoTもだいぶ浸透してきて、取り組み始めたという企業も多い。IoTプラットフォームや基幹システムの入れ替えのようなものから、現場の業務改善のようなものまで大小さまざまだ。
結果はすぐに出るものではなく効果はこれからだが、実施計画を立て、必要なものを選定し、作業や業務に落とし込み、実行する。これをやった経験だけでも十分な成果で、次につながる第一歩となる
やるやらないの決断は難しい。しかしやらなかったら次のチャンスはいつになるか分からない。永遠に失われる可能性も十分にありうる。チャンスがあるなら拾いに行こう。やりたいことがあるならやろう。
新しい時代の日本の製造業は、これまで作り上げた土台を強固にしつつ、一方では前のめりでチャレンジング、ワクワクさせるような取り組みを進めていく。先人が築いた資産があるからこそできること。今を生きる人間は、過去を守るためにいるのではなく、未来を作るためにある。