チノーは、GDPガイドラインやHACCPによる温度管理需要の増加を受け、輸送や倉庫保管時の医薬品や飲食料品の温度管理に最適なリアルタイム無線ロガー「MZシリーズ」を発売した。無線通信機能付きデータロガーと、データサーバー・WEBサーバ機能付き受信器により、柔軟なIoTシステムの構築と温度管理システムを実現できる。
↓↓以下はチノー発表資料↓↓
物流・輸送時および倉庫での保管温度監視にリアルタイム無線ロガー MZシリーズを発売
計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、GDPガイドラインおよびHACCPによる温度管理需要の増加を受け、医薬品・食品物流における倉庫から輸送の一貫した温度監視や、工場ライン・倉庫等の温度監視用途に向けて、IoT機能を強化したリアルタイム無線ロガーMZシリーズを7月28日(水)に発売しました。
リアルタイム無線ロガーMZシリーズは、計測した温度データをロギングする機能と無線通信機能(920MHz帯特定小電力無線)を有したデータロガー、および有線LAN・無線LAN通信、LTE通信、GPS受信など多様なインターフェイスを搭載した受信器、データを一括集約し管理できるアプリケーションソフトで構成されます。
データロガーは小さい本体に大きな液晶画面を有し、温度・時間をわかりやすく表示します。測定したデータは内部に保存し受信器へ無線で送信します。受信器はデータサーバ機能とWebサーバ機能を有しているため、モバイル機器などによるブラウザアクセス・データ閲覧ができ、メールによる警報通報も可能です。ロガーと受信器間の無線通信は、LoRa®方式を採用した長距離伝送モードと従来方式(FSK方式)の高速通信モードを組み合わせ、保冷箱内からの無線通信や、どの配送車に積載されていても自動接続可能など用途に応じた柔軟なシステム構築と省力化を実現します。
主な特長
- 無線通信システムでありながらデータ欠損を防止する機能があります。
- 正確な計測データや時刻を記録でき、警報情報や動作履歴も記録します。
- ロガーは小形防水(IP64)で取り扱いし易く、約1年の電池寿命※があります。
※条件によります - 多数のロガーから自動的にデータ収集し、リアルタイムな警報監視と一括管理ができます。
- パソコンレスでの運用も可能です。
主な仕様
〇データロガー 形式:MZ-T00
測定温度範囲:-25.0~50.0℃
防水仕様:IP64
電 源:単4電池 2本
収録データ数:53,000データ
〇受信器 形式:MZ-G10
使用温度範囲:-10~50℃
通信手段:有線LAN/無線LAN、LTE(NTTドコモ系)
電 源:12V DC/24V DC、100V AC(オプション)
位置データ:GPSで取得
主な用途
- 医薬品物流、食品輸送時の温度監視
- 工場ライン、倉庫等の温度監視
価格
- データロガー 形式:MZ-T00 28,600円 (税込み)
- 受信器 形式:MZ-G10 92,400円 (税込み)
- アプリケーションソフト 形式:MZ-A01 66,000円 (税込み)