住友重機械工業は、千葉市稲毛区の千葉製造所内に、射出成型機の新工場を竣工させた。建築面積は約3300㎡で、延床面積は約7600㎡で、投資金額は約50億円。国内の既存設備と合わせ、生産能力は1.5倍、生産台数は年間6000台となった。
https://www.shi.co.jp/info/2021/6kgpsq000000inq0.html
以下は住友重機械工業の発表資料から
射出成形機の新工場竣工に関するお知らせ
住友重機械工業株式会社(社長:下村 真司)は、千葉製造所内に射出成形機の新工場を7月27日に竣工しましたので以下のとおりお知らせします。
1.新工場建設の目的
千葉製造所では、主に射出成形機と油圧ショベルを製造しています。射出成形機については、ドイツなどにも生産拠点を有し、千葉がグローバルに製品を供給するプラスチック機械事業におけるマザー工場としての役割を果たしています。新工場では需要の変動が大きい当事業への対応のため、生産能力の向上に加え、省人化・自動化を向上させました。また、新工場建設にあわせて既存の工場のリレイアウトも実施し、全体として物流効率の改善も図っていく予定です。
2.新工場の概要
(1)所在地 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番1号(千葉製造所内)
(2)投資総額 約50億円
(3)生産能力 国内の既存設備と合わせて1.5倍(海外拠点除く)
(4)生産台数 国内の既存設備と合わせて6,000台/年(海外拠点除く)
(5)建築面積 約3,300㎡
(6)延床面積 約7,600㎡
3.射出成形機とは
射出成形機は、溶かしたプラスチックを金型に流し込み成形することで、さまざまな製品を作る装置です。当社の装置は精密かつハイサイクルな成形を得意とします。精密な成形が要求されるスマートフォン関連を中心とした電気・電子関連市場で強みがあるほか、食品容器のような薄肉品まで、難しい形状を素早く、そして効率的に成形します。
住友重機械工業㈱プラスチック機械事業部ウェブサイト