パナソニック エコシステムズは、中国広東省佛山市順徳に、換気や除菌など室内の空気質を改善する熱交換気システムや空気清浄機など空気質機器(IAQ機器)の新工場を稼働開始した。敷地面積は1万3000㎡、延べ床面積は4万3304㎡で、投資額は約30億円。中国では2カ所目となり、熱交換気システムを12万台生産し、23年度には20万台を目指す。
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/08/jn210811-1/jn210811-1.html
↓↓以下はパナソニック発表資料より↓↓
熱交換気システムの生産を強化 中国・順徳で換気などIAQ(室内空気質)(※1)機器の新工場が稼働 23年度20万台へ
パナソニック エコシステムズ株式会社とパナソニック エコシステムズ広東有限公司は、中国の広東省佛山市順徳区に、換気を行う熱交換気システム(※2)、空気清浄機などIAQ(室内空気質)機器の新工場「順徳第一分工場」を建設し、本日、稼働、出荷を開始しました。中国におけるこの商品分野の工場としては2カ所目となり、熱交換気システムを今年度12万台生産し、23年度には20万台を目指します。
近年、世界的に、換気、除菌など空気質に対する関心が高まり、それに伴い、換気扇、熱交換気システム、空気清浄機などの需要が増大しています。当社は中国において既に、「順徳工場」でこれら空気質関連機器を生産していますが、旺盛な需要に対応するため、2020年7月より新工場の建設を進めてきました。
「順徳第一分工場」は、現有の「順徳工場」に近接し、敷地面積51,874 m2で、延べ床面積43,304 m2の3階建て。本工場における生産は、熱交換気システムや送風機器から開始し、22年度に創新システム(加湿・除湿機能とエアコンを連動させた新しい空質・空調システム)、23年度には水浄化システムへと拡大する計画です。生産した機器は、中国国内だけではなく、アジア、中東、北米、日本へも輸出し、グローバル生産拠点として展開していきます。
また、新工場は省エネに配慮した空調システムを導入し、今後はさらに、再生可能エネルギー(太陽光発電、燃料電池)の活用やエネルギーの見える化取り組みなどを推進し、パナソニックが目指す環境対応を加速させます。
パナソニック エコシステムズ広東有限公司は1993年に設立され、換気システム、空気清浄機、浴室用暖房換気乾燥機などIAQ(室内空気質)機器の主力生産拠点として事業を展開してきました。
開発機能や営業機能も備え、熱交換気システムは中国国内で、トップシェア(※3)を獲得しています。
当社は、「順徳第一分工場」の稼働により、中国国内だけではなく、グローバルに製品を供給し、新たな空気・水の価値を提供していきます。
■順徳第一分工場の概要
- 【会社名】パナソニック エコシステムズ広東有限公司
- 【名称】順徳第一分工場
- 【敷地面積】51,874 m2
- 【工場敷地面積】13,000 m2
- 【工場延床面積】43,304 m2
- 【投資額】約2億2千万元(約30億円)
- 【生産品目】熱交換気システム、送風機器、創新システム、水浄化システム
- 【生産能力】2023年度 20万台(熱交換気システム)
- 【供給先】中国国内、アジア、中東、北米、日本
- ※1:Indoor Air Quality(室内空気質)の略。
- ※2:給気する外気の温度を、排気する室内の温度に近づけながら換気するシステム。
- ※3:2021年7月6日現在、当社調べ。
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/08/jn210811-1/jn210811-1.html