日本電気制御機器工業会は、2021年度第1四半期の電気制御機器の出荷統計を発表した。
出荷総額は1776億9000万円で、前期から131.6億円増の8.0%増となり3期連続で100%を超え、前年同期比でも303.5億円増加の20.6%増となり2期連続で前年度をクリア。品目別でも操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレー、PLC・FAシステム機器、制御用専用機器の5大品目すべてで前年同期比を超え、全体として2018年度に近い水準まで戻ってきている。
国内出荷総額は1014億4000万円。前期から70億4000万円増の7.5%増となり3期連続で100%を超えた。前年同期からは154億3000万円増加の17.9%増となり10期ぶりの100%超えとなった。品目別では制御用リレーは4期連続、操作用スイッチ、検出用スイッチ、PLC・FAシステム機器は3期連続で前期を上回った。前年同期比では5大品目全てで100%を超え、操作用スイッチ、制御用リレーは2期連続、検出用スイッチ、PLC・FAシステム機器は10期ぶり、制御用専用機器は7期ぶりに100%を超えた。
輸出出荷額は762億5000万円。前期に比べて61億3000万円増えて8.7%増となり、3期連続で上回った。前年同期比も149億3000万円増の24.3%増と伸長し、3期連続でクリアしている。
品目別では操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレーは3期連続、PLC・FAシステム機器は2期ぶりに前期を超えた。前年同期に対しては、検出用スイッチ、制御用リレー、PLC・FAシステム機器、制御用専用機器は3期連続、操作用スイッチは2期連続で100%を超えた。
仕向先別では、ヨーロッパ、アジア・太平洋で前期比を超え、中国は5期連続、ヨーロッパ、アジア・太平洋は3期連続で100%を超えた。一方、北米は3期ぶりに100%を割った。前年同期比はアジア・太平洋の内数の中国は5期連続、北米、ヨーロッパ、アジア・太平洋は3期連続で100%を超えた。