マブチモーターは、日鉄ソリューションズ(NSSOL)と連携し、国内外全22拠点の設計・生産プロセスを一元管理する共通プラットフォームとして、PTCのPLMシステム「Windchill」を導入した。
同社はグローバルの地産地消の体制確立のため世界5極事業体制を敷き、各システムや拠点に分散された製品情報や生産指示情報等の一元管理が課題となっており、その解決のためにPLMシステムを導入した。
NSSOLは、業務改革に向けたコンサルティングからシステム導入支援、各拠点のユーザー教育支援を行い、追加機能として自動車業界における品質管理の国際規格(IATF16949)に沿った作業指示を行うコントロールプランを自動生成するシステムを開発して納入。
システムは2020年11月から本格稼働し、世界中の拠点で運用を開始している。点在していた各書類を1つのシステム上で管理し、高い品質の担保と業務効率化を両立させる基盤を実現。
今後は、蓄積された情報の応用活用、コントロールプランの本格的な運用展開や設計FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)との連携などを進めていく。