オムロンは、工場内の自動搬送を担い、需要が拡大しているモバイルロボットについて、モバイルロボットの短期導入や複数台の統合コントロール、走行データ活用などを効率化する運行管理・車両管理ソフトウェア「Flow core2.1」を発売した。
同ソフトは、フリートシミュレーション機能により、実際にロボットを配備することなくデジタル空間上で自律搬送ロボットのフリートのワークフローと走行量をシミュレーションし、潜在的なボトルネックを特定して短い導入期間で運行の最適化が可能。また、従来はタイプ別にシステムを構築しなければならなかったが、それを統合して管理でき、導入と運用を効率化。
さらに、「FLOW iQ」により走行実績からどこで停滞しているか、どこを走行しているか、位置の密度マップなどの情報を可視化・分析し、24時間365日情報を得ることができる。ボトルネックの特定や計画と実際の効果の差分を見える化して改善を実施しやすくなっている。
既存ソフトウェアを同ソフトにアップデートすることで導入済みの同社製ロボットでも利用可能になる。