安川電機は、水処理プラントをはじめとする社会システム事業を分割し、子会社の安川オートメーション・ドライブ(福岡県行橋市、YAD)に2022年3月1日付で移管する。
同社は、システムエンジニアリングセグメントで環境・エネルギー事業、社会システム事業、およびYADの産業用オート メーションドライブ事業で展開している。
今回の分割は、同社とYADで分散している社会システム事業における生・販・技の機能をYAD社に統合し、事業構造の強化と高収益な体質を実現させるもの。同時に、社会システム事業で培ったAIやIoTの技術とYADが得意とするモータードライブ技術とを融 合し、世界的な脱炭素化を背景とした省エネ需要を確実に捉え事業を拡大するとともに、サステナ ブルな社会の構築に貢献していく。
分割する社会システム事業の21年2月期の売上高は82億5200万円。また、YDAの同期の売上高は290億8300万円。