横河計測 光スペクトラムアナライザ販売開始 分散分光方式で波長分解能5㏘を実現

横河計測(東京都八王子市)は、光通信波長帯 1200㎚から1650㎚において、光スペクトルを高い波長分解能と広いダイナミックレンジで測定する研究、開発者向け光スペクトラムアナライザ 「AQ6380」を、8月 31日から販売開始した。価格は580万円から。2021年度50 台、22年度100台の販売を計画。

光スペクトラムアナライザは、半導体レーザやファイバレーザなど光デバイスの光波長成分を分解し、波長特性を評価するために使用される測定器。新製品は、分散分光方式の光スペクトラムアナライザで、業界初の波長分解能5㏘を実現した。さらに、自動自己波長校正機能により、高い波長確度を維持し、今まで観測することが難しかった 10G㎐で変調された半導体レーザの発光スペクトルも鮮明に観測できる。

また、多様なアプリケーションに対応できる分散分光方式で、 幅広い波長範囲をカバーでき、かつ、レーザ光から広帯域光までの測定にも応用可能。

そのほか、入力光に起因するノイズを抑圧する性能に優れ、ノイズ抑圧比は 80㏈を実現し、レーザのサイドモード測定などレベル差のある光スペクトルを高速かつ高ダイナミックレンジで測定できる。

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