安川電機 ACサーボドライブ「Σ―Ⅹシリーズ」デジタルソリューション実現

安川電機は、サーボモータのトップメーカーとして業界をリードしている。1983年ACサーボドライブ発売以来、2020年には累計出荷台数は2000万台を突破した。21年3月からはACサーボモータ・コントローラを新シリーズトして「Σ‐Ⅹ(シグマ・テン)」の販売を開始した。

新シリーズは、モーション機能を強化し、速度応答周波数を従来シリーズ(Σ‐7)の3・1k㎐から3・5k㎐に高め、指令に対する追従性を向上させた。また、モータ最高回転速度も6000min-から7000min-に上げて、タクトタイムの短縮を実現。

さらに、エンコーダ分解能も24bit(1600万パルス/回転)から、26bit(6700万パルス/回転)と、1回転あたり分可能が4倍となり、高精度化している。

搭載装置の性能を最大限引き出すサーボ調整機能も、最大100倍の負荷(従来30倍)まで「調整レス」、剛性の低い装置向けの「アドバンスオートチューニング」、負荷変動の大きな装置向けの「ワンパラメータチューニング」などを用意。

そのほか、デジタルデータ活用やDX化に向け、各種センサと接続して、モータの制御データと外部のセンサデータを時間同期させ、装置の変化や異常などを検出できる機能も搭載し、サーボモータがセンサの役割を果たす。センサネットワーク「Σ‐LINK Ⅱ」により、エンコーダ信号線に各種センサやI/O機器のなどの機械側に設置される機器を接続可能。

(https://www.yaskawa.co.jp)

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